マドンナが不況知らずの稼ぎぶり

2008年夏からのコンサートツアーは欧州、米州各地でチケットが完売。同年の収入は2億4000万ドルと音楽アーティストの首位に立った。
(以下引用)
ビジネスウーマンとして行動する
マドンナが打ち出したのがCDではなく、ツアー中心にもうける方式への転換。2007年、音楽ソフト大手のワーナー・ミュージック・グループからコンサート運営会社のライブ・ネーションに移籍。主な曲は公式サイトで無料で流し、コンサートの集客手段と割り切る。
 今回のコンサートで歌う19曲。アルバムで聴くならCDが十枚程度必要で、安売り店でも約100ドルするが、配信で一曲ずつ買えば5分の1。一方、我が家のチケット代は3枚で500ドル(約4万9000円)。単純比較は乱暴だが、価格破壊をかわすマドンナの計算高さを感じさせる。
 ネット革命との戦いを迫られるのはマドンナだけではない。
 郵便による映画DVDのレンタルで急成長するネットフリックス。シリコンバレーの発送センターを訪ねると、細長い紙にDVDをはさみ、瞬時に封書にする特注装置が動いている。DVD管理のため200人が働く。全米に55のセンターがあり、1日200万枚を会員に届ける。
(引用元:日経新聞)

 四半世紀にわたる人気を支えるのは、自身のイメージやファン層、ビジネスのパートナーまで変える環境適応力。