映画『Wall Street Money Never Sleeps』

映画『Wall Street(邦題:ウォール街)』(1987年)。マイケル・ダグラス扮する投資家ゴードン・ゲッコーの名台詞。この世で、最初にGreed is Goodとメディアで演説したのは彼!

Greed, for lack of a better word, is good. Greed is right. Greed works. Greed clarifies, cuts through, and captures, the essence of the evolutionary spirit. Greed, in all of its forms; greed for life, for money, for love, knowledge, has marked the upward surge of mankind and greed, you mark my words,will not only save Teldar Paper, but that other malfunctioning corporation called the U.S.A.

この台詞ですが、2008年の経済危機の時にテレビで流れました。この期に乗じて『Wall Street』の続編を作らねば!となったんでしょう。

トレーラーで使われている曲の選曲が良い。ストーンズの『Sympathy For The Devil』。
続編は『Wall Street Money Never Sleep』。勿論、舞台はニューヨーク。

話は、前作の最後に、インサイダー取引で逮捕され刑務所に入っていたゲッコーが刑期を終えて、NYに戻ってくるところから始まる。携帯の古さが時代を感じさせます。

ゲッコーには娘がおり、そのフィアンセが、シャイア・ラブーフが演じるジェイク(ジェイコブ)。ジェイクは、ベアスターンズやリーマンを彷彿させる会社に勤める野心溢れるプロップトレーダー。そんな彼のメンターが死んでしまう。それに関わっていたのが、ジョシュ・ブローリンが演じる銀行CEO、ブレトン・ジェームズであることが分かる。その復讐をするために、ジェイクは、ゲッコーに協力を求め、ゲッコーは娘との関係を修復するために彼に協力する。そして・・・。

トレーラーを見ると、劇中でTVにCNBCが流れ、本当のキャスターが登場しています。
トレーラーには出ていませんでしたが、今回の金融危機で欠かせないエコノミスト、ニューヨーク大学のルービニ教授も出演。

本作の配役についてですが、シャイア・ラブーフを選んだのは良い選択だと思いました。
やっぱり、ウォールストリートの金融マン役にユダヤ人を起用して欲しい。若手俳優の中でユダヤ人というと、彼しか思い浮かびません。それに、野心と危うさがある感じで良い。

銀行CEO役ですが、ハビエル・バルデムが出演を断り、ジョシュ・ブローリンになったそう。二人とも映画『ノーカントリー』に出演。ハビエル・バルデムの方が、血も涙も無い役に合っていると思うので、この交代は残念。(ジョシュ・ブローリンは『グーニーズ』のお兄ちゃん役。『ノーカントリー』で完全復活しました。)

  • 映画『ウォール・ストリート』公式サイト

    早く見たいけど、内容が難しそうだから、映画館でなく、字幕があるDVDで見ようかな。