ガリレオ、視聴率“ミタ超え”なるか!

5月6日放送の福山雅治(44)主演のフジテレビ系月9ドラマ「ガリレオ」(月曜午後9時)第4話の平均視聴率が、20・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を獲得、これで4週連続の20%超えとなった。

(以下引用)
2011年に日本テレビ系で放送された松嶋菜々子(39)主演の「家政婦のミタ」以来、2年ぶり。福山と松嶋は、近くカンヌ国際映画祭でも対決する。ガリレオのミタ超えにも一層、注目が集まりそうだ。

 「ガリレオ」は初回が22・6%、第2回20・5%、第3話21・1%と絶好調。ドラマ不振の時代と言われる中でも、しっかり作られたドラマならヒットすることを見せつけている。となると、同じく大ヒットした「ミタ」との比較が注目どころ。何と言っても「ミタ」は7週連続で20%超えで、最終回では40・0%を記録したモンスタードラマだ。

 日本や海外のドラマに詳しい映画評論家の石津文子氏は、「さらなる福山ブームが巻き起こり、ミタ超えがありそう」と分析する。

 まずは「ガリレオ」から。

 「ミステリドラマのシリーズの成功は、いかに面白く、変わり者の名探偵を作り上げられるか、にかかっている」という石津氏だが、福山演じる超イケメンの湯川学准教授というキャラクターが十分、確立されていると指摘する。

 「湯川は、英国の『シャーロック・ホームズ』や、米国の『刑事コロンボ』、日本なら『古畑任三郎』らの域に達しているように感じます。しかも、福山さんのような二枚目が変人に徹すれば徹するほど“ギャップ萌え”で、女性視聴者は釘付けになります」

 対する「ミタ」は?

 「独特の話し方、振る舞いなどキャラが確立されているのは同じですが、『ミタ』は家族のあり方を問う人間ドラマ。視聴率に繋がる共感の度合いは、視聴者それぞれではないでしょうか」

 1話完結で、湯川と個性的な犯人が対決する、というスタイルの「ガリレオ」は、安定感のあるエンターテインメントに徹しているだけに、「ますます幅広い層を取り込んでいくのでは」と指摘するのだ。

 さらに意外な押し上げ要素も。15日に開幕するカンヌ国際映画祭で、福山主演の「そして父になる」(是枝裕和監督)がコンペティション部門に出品される。福山もカンヌに参加予定で話題になることは必至。石津氏は「カンヌから、ガリレオブームに繋がる可能性がある。福山さんは“持っています”」と言う。

 面白いことに、松嶋が大沢たかお(45)と共演する映画「藁の楯 わらのたて」(三池崇史監督)もカンヌのコンペに出品されている。

 ドラマ視聴率と映画祭のW対決だ。 
(引用元:zakzak)