まりこ様卒業「生まれ変わってもAKB」

AKB48篠田麻里子(27)が故郷福岡で行われた卒業セレモニーに感激した。

(以下引用)
AKB48グループの5大ドームツアー福岡ヤフオクドーム公演が21日に行われ、グループ卒業を発表していた篠田が、メンバー161人と3万2000人の観客から盛大に祝福された。最年長メンバーというお姉さん的存在として、グループの成長と活躍に大きく貢献してきた。今日22日に東京・秋葉原のAKB48劇場で行われる卒業公演で、約7年半にわたるグループでの活動に終止符を打つ。

 最後はもちろん「上からマリコ」だった。メンバーで唯一の名前を冠した曲でラストを飾ろうとすると、松井珠理奈(16)ら篠田を慕う後輩たちが、次々ハグを迫ってきた。それまでの涙は消え、なだめる姉のスマイルでフィナーレを迎えた。開演前に「泣いても笑っても私にとってAKB48コンサートは本日で最後。悔いの残らないように完全燃焼します。皆さんにも目に焼き付けてほしいと思います。最高の1日にしましょう!」と誓った通りにすべてを出し尽くした。

 冒頭から、故郷を麻里子さま色に染め上げた。「7年間こんなに緊張したのはなかった」と、唯一のソロ曲「プラスティックの唇」で幕開け。マイケル・ジャクソンとマドンナから、ダブルオファーを受けた経歴を持つ世界的ダンサーのケント・モリ(28)らを従えて、クールにシャープに踊った。前田敦子(22)のセンター曲「フライングゲット」では、初めてセンターを務め「キンタローさんには負けたくなかった」と笑わせた。苦楽を共にした1期生の高橋みなみ(22)小嶋陽菜(25)板野友美(22)とは「Pioneer(開拓者)」という篠田にふさわしい曲で汗を振り乱した。

 中盤、5年前に地方出身者だけで秋葉原で歌っていた「帰郷」を「気球に乗って」と、ダジャレを効かせた演出で歌った。宙に浮いたのは「最上階やボックス席の方々にも近づきたかったから」。客席には親族40人がいた。「体の良くないおばあちゃんが『最後に見られてよかった』って言ってくれて、もらい泣きしちゃった」。セレモニーを故郷で行った理由の1つだった。「福岡の皆さん、ただいま~。やっぱりあったかくて、地元の空気は安心感があってホッとします」。風疹で前日の公演を休んだ峯岸みなみ(20)を引き連れ、観客を驚かせる一幕もあった。

 アンコールでマリココールを浴びると、涙をポロポロこぼした。「自分で決めたことなのに、みんなと楽しい時間を過ごしていると、まだこの場所にいたいなと思っちゃいました…」と漏らした。「私は私らしく卒業したいと思います。後に続く後輩たちに、どういう形でバトンタッチするかが重要だと思っています。これからは篠田麻里子として、みんなの目標になれるように頑張ります」とあいさつ。仲間たちと、自分の卒業ソング「涙のせいじゃない」を、ぐしゃぐしゃの涙声で合唱した。「最高の卒業式になりました」。感無量の面持ちで「私は生まれ変わってもAKB48を選びます」とメッセージを残してステージを去った。

 今日22日、原点のAKB48劇場で、本当に最後の卒業公演を行う。卒業後は歌手にならないと公言している。思い出の詰まった秋葉原で、最後の歌声をファンに届ける。
(引用元:日刊スポーツ)

<篠田コメント全文>
 自分で決めたことなのに、みんなと楽しい時間をすごしていたら、まだこの場所にいたいなと思っちゃいました。

 私は私らしく卒業したいと思っています。私は後に続く後輩たちにどういう形でバトンタッチするかが、重要だと思っています。私は、篠田麻里子としてこれからみんなの目標になれるように頑張ります。

 AKB48は、まだまだ上を目指せる最高のアイドルグループだと思っています。私はチームAのキャプテンとして、私の思いを継承してもらうために、私から次期キャプテンを指名させていただきたいと思います。チームA新キャプテンは横山由依。由依ならできると思います。

 私は本当に幸せでした。私を産んでくれた両親、支えてくれた家族、メンバー、スタッフの皆さん、私を7年半育ててくださったファンの皆さん、本当にありがとうございました。私は生まれ変わってもAKB48を選びます。