藤圭子さんの遺言書あった…ヒカル明かす

8月22日に投身自殺した歌手の藤圭子さん(享年62)の遺言書が存在することが5日、分かった。娘で歌手の宇多田ヒカル(30)が、公式ホームページで明かした。

 ヒカルは「今なお母の心配をしてくださっている方々にお伝えしたいことがあります」と切り出し、藤さんの肉親が遺体と対面できなかったと一部で報じられたことについて「母の遺体との面会を希望された方もいらっしゃいましたが、やむなくお断りさせていただきました。この場を借りてお詫び申し上げます。母の気持ちを考えた上での、喪主としての私の判断でした」と説明。

 葬儀は営まず、火葬のみで母を送り出したことについてもふれ、「様々な情報(正確ではないものも多分にあります)が錯綜する中、葬儀はなく火葬のみという報道を耳にし、疑問を抱かれている方や、母のことを案じてくださっている方もいらっしゃるかもしれません。遺書はなかったと報道されていますが、今年の始めにしたためられた遺言書はありました。他の解釈の余地の無い、母らしい、非常に率直な遺言書です。その遺言書の内容に基づき、出来る限り母の意向に沿うべく精一杯の弔いをしています」(原文ママ)と火葬が藤さんの希望だったとしている。

 遺言書の具体的な内容は記されていないが、「母は、身内や知人の葬儀には出席せず、自分の時間、自分のやり方でお祈りを捧げる、というポリシーの持ち主でした。葬儀や告別式といったイベントを好むような人ではなかったことを、母をよく知る者、母のためを思う方なら、ご理解してくださることと思います」と呼びかけている。
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宇多田ヒカルが母の遺言書の存在を明かす